包茎を治す包茎手術、ペニスを長くする長茎術、亀頭や陰茎を大きく・太くする増大術。男性特有の悩みに特化したメンズクリニックが最近増えています。 悩みを解決したい人が増えた事で、上手に「商売」をするクリニックも増え、無駄に高額の手術を受けさせるクリニックがあるのも事実です。 この記事では、クリニック選びに失敗しないために、どのような失敗例があるのか具体的に紹介していき、悪徳・悪質なクリニックに引っ掛からないよう解説していきます。この記事を読めば必ず正しいクリニック選びができると思いますので、是非最後まで読んでみてください。 この記事では体験談コメントを歓迎しています!手術の体験談や、クリニックの対応に関してなど、この記事の最下部から体験した事をコメントしてもらえると嬉しいです。 間違ったクリニックの選び方7つ クリニックを選ぶときに何を参考にしていますか?料金?近いかどうか?クリニック選びには重要なポイントがあります。ここでは、重要なポイントと、間違いがちな選び方を紹介していきます。 クリニック選びに重要なポイント 絶対に確認しよう! 1、手術料金の明瞭さ2、カウンセリングの質3、専門医が存在しているか4、研修制度が整っているか5、技術の高い専門医が手術をするのか6、手術内容が明確か7、24時間医師が対応しているか 次にこれらの項目を詳しく解説していきます。少し長くなりますが、必ず知っておいたほうが良い情報ですので、是非最後まで読んでいただきたいです。 1、手術料金の明瞭さ 包茎手術などは、手術の内容が複数ある場合が多く、料金も手術内容で大きく変わります。そのため手術料金の相場を理解しておく事が大切です。 手術料金の相場切らない包茎手術50,000~100,000円切る包茎手術(美容包茎手術含)50,000~1,300,000円切らない長茎術70,000~250,000円切る長茎術300,000~500,000円亀頭・陰茎増大術(吸収性薬剤注入型)30,000~150,000円(1cc) クリニックによっては、初回が安くなるキャンペーンや、複数の手術を受けると割引になるケースがありますのであくまで参考の料金です。また、手術や患者のペニスの状態によって金額に幅が出るため注意が必要です。 「50,000円~」など、上限がわからないような記載(不明瞭な記載)をしているクリニックはとんでもない金額を提示される可能性があるので注意しましょう。 2、カウンセリングの質 カウンセリングは専門知識がある人が行うべきです。また、医師が院内にいないときにカウンセリングを行ってはいけません。 また、無理に金額を釣り上げてきたり、早く終わらせようと適当なカウンセリングを行ったりするカウンセラーが存在するのも事実です。 そのようなカウンセラーに当たったらすぐに断って帰りましょう。 3、専門医が存在しているか 男性器の手術に関する専門家というのは、泌尿器科専門医、美容外科専門医の事です。泌尿器科専門医と美容外科専門医の資格を取得するのは非常に高いハードルがあるため、男性器の美容業界では非常に重宝されます。 →専門医制度について~日本泌尿器科学会~ →専門医制度~日本美容外科学会(JSAS)~ →専門医制度について~日本美容外科学会(JSAPS)~ しかし、専門医の資格を持っていなくても医師であれば手術を行う事は可能です。専門の資格がなく経験も少ない医師が手術を行う事で、医療事故の危険性が高まります。 →直美(ちょくび)医師って何?美容医療のトラブルで問題になっている直美医師について 専門医がいるかどうかは、クリニックのホームページの医師情報を確認し、専門医に登録されているかを見れば確認する事が可能です。 4、研修制度が整っているか 研修制度に関しては基本的に公になっている情報ではありませんが、医師の求人情報などを見ると確認できる場合があります。 求人情報を見て注意するところですが、「未経験歓迎」にも関わらず研修期間があまりに短いクリニックは大変危険です。 前述した通り、泌尿器科専門医などが不足している現状のため、経験の浅い医師に短い研修をさせてすぐに手術・執刀させる美容クリニックが増えており、未熟な医師による医療事故も増えています。そのため研修制度が整っているクリニックを選ぶ事が非常に重要です。 5、技術の高い専門医が手術をするのか 前の項目に引き続きですが、専門医ではない医師が手術をするのは危険である事は当然です。それ以外に、高い手術は専門医が行うが、安い手術は専門医以外が行う、などの事例も存在しています。一見クリニック選びの際に調べようがなさそうですが、口コミなどをしっかり見ると見えてくる事があります。 例えば、「院長しか手術を行わない」とうたっているにも関わらず、違う医師に手術をされた、という口コミがあるクリニックが稀にあります。 決して多くはないですが、クリニック選びの際は注意しておく必要があります。 6、手術内容が明確か 本来ありえない話なのですが、実際に決めた手術と違う手術を行うという悪質なクリニックが稀にあります。基本的に男性器の手術は、局部麻酔のため自分自身で手術を見る事が可能です。しかし、悪質なクリニックでは、患者に目隠しをして決めた手術より安い手術を行ったり、増大手術で違う種類の薬剤(安価な薬剤)を注入するといった事を行う事があります。 カウンセリングの際に、手術内容は詳しく聞いておく必要があります。 7、24時間医師が対応しているか 「24時間対応」とうたっているクリニックは多数あります。しかし多くのクリニックでは24時間医師が常駐しているわけではなく、「しばらく様子を見てください」「それは手術とは関係ありません」とスタッフが対応し、時間を引き延ばすケースがあります。 また、メールやLINEの返信がない、電話に出ないといったケースも存在しています。 カウンセリングの際に、24時間医師が対応しているかどうかは、必ず確認しておくべきでしょう。 実際に起こった手術失敗や危険な事例 ここでは、実際に起こった手術の失敗や対応の不備による被害の事例を紹介していきます。手術の内容的に恥ずかしいと思って、表に情報が出てこない事が多いですが、被害は実際に起こっているのは事実です。しかし、前述の注意点を理解しておけば、悪質なクリニックを選んでしまう可能性は減ると思います。 ※あくまで一部のクリニックで起こった話であり、普通のクリニックはきちんと運営されています※ 失敗や危険な事例の紹介 1、包茎手術の失敗事例2、長茎手術の失敗事例3、増大手術の失敗事例4、手術後の危険な事例5、手術後に対応してもらえない事例6、法外な値段を請求された事例7、執刀医が変わった事例8、悪質カウンセリング対応の事例 1、包茎手術の失敗事例 包皮を切りすぎる 包皮を切りすぎてしまい、勃起時に突っ張ったようになってしまう事例があります。包皮を切る際、勃起時の事も考えて正確に測定してから切る必要がありますが、未熟な医師などが適当に切って包皮が逆に足りなくなる状態です。包皮が足りない状態は再度手術で修正を行う事ができません。 包皮を切ったが余らせすぎる 逆に包皮を切る量が足りずに余ってしまう事例です。包皮が余った状態のまま縫合してしまい、リンパの流れを阻害し、手術後の浮腫みが治らずそのままペニスが変形してしまう事があります。 これも包皮を切る際正確に測定しないため起こる事です。意外かもしれませんが、保険診療の泌尿器科で手術を行った人に多いようです。 手術方法が違う 包茎手術には主に、クランプと呼ばれる器具を使った手術と、フリーハンドで行う手術があります。 クランプを使った手術は、フリーハンドでやるより技術が不要で、時間もかからないため安価で技術力がそこまで高くない医師でも行う事が可能です。逆にフリーハンドで行う手術は、経験が豊富で技術の高い医師ではないと難しく、そのため時間がかかり金額も高くなります(いわゆる美容包茎手術)。 悪質なクリニックが、フリーハンドでの手術を行うと言っておきながら、患部と顔の間に幕を下ろして見えないようにしたり、手術直前に目隠しをするなどして患部が見えないようにしておいて、(フリーハンド手術の料金で)クランプを使った簡易的な手術を行うという事例があります。 2、長茎手術の失敗事例 実際の効果を偽って説明する 長茎手術の中には、実際にペニスを長くするのではなく、お腹の脂肪を減らす事や、ペニスの根元に薬剤を注入する事など、「長く見せる」という長茎効果をうたっているものがあります。 実際に、肥満によりペニスが短くなる事はあるため、長く見せるという事自体が間違ってはいないのですが、それを「長くなる」効果があると伝えて手術をさせる(実際は長くなっていない)といった事例があります。 深く切りすぎる 長茎手術には、バック筋膜という包皮の内側にある部分を切除する手術があります。これは高い技術力を必要とする手術なのですが、研修をあまり行っていない医師が、バック筋膜ではない部分を切りすぎて大量に出血してしまう事例があります。 3、増大手術の失敗事例 亀頭への異物注入など 亀頭にアクアミド、アクアジェル、リパスなど、非吸収性の異物を注入したり、硬度の高いヒアルロン酸を注入する事で血管が詰まり、変形や壊死するという事例があります。 →引用:AskDoctors~リパスGに該当するQ&A~ →引用:ヒアルロン酸など身体に吸収されるものの注入は、吸収されれば効果もなくなります。吸収されないものでは後遺症をもたらすリスクが高くなり、注入時に血管に入れば塞栓(そくせん)症を起こすことも考えられます。このようなトッピング治療は全く必要のないものです。~国民生活センター、医師からのアドバイス~ 注入箇所、注入量のミス 医師が未熟なために、注入する場所や注入量を誤ってしまい、血管が詰まって亀頭が壊死するという事例があります。 ヒアルロン酸の注入は、注入量で金額が上がる事から、悪質なクリニックではカウンセリングの際に「少ないと効果がない」などと、過度な量を勧めてくるケースがあります。一般的な注入量は2~6cc程度と言わています(個人差があります)。 →引用:ヒアルロン酸注入による亀頭増大術に伴う合併症―陰茎亀頭壊死の 1 例 →引用:男性器増大「性的魅力アップ」のはずが患部壊死の悲惨…コンプレックス弄ぶ美容医療の闇 手術器具の損傷や劣化 これは手術全般に言える事ですが、手術に使用する医療器具は高価なものが多いです。そのため、悪質なクリニックでは医療器具を使いまわしたり、安価な器具を使用しているケースがあります。手術器具の損傷や劣化はそのまま手術ミスに直結する事があります。 4、手術後の危険な事例 包茎手術後の血腫 包茎手術後の合併症で一番多いと言われているのが血腫です。包茎手術による血腫は、皮下出血により陰茎に血液が溜まり腫れてしまう状態です。 放置すると亀頭がうっ血し壊死してしまう事があります。血腫は手術後3日以内に起きやすいと言われていますが、血腫が起きたらすぐに再手術が必要になります。 傷口が開く 切開手術をした後、何かしらの原因で悪化・または傷口が開くなどが起こる事があります。これらは、安静にしないといけないのに激しく運動をしてしまうなど、医師の指示を守らなかった場合に起こる事が多いです。傷口が悪化したり開いたりした場合はすぐに医師の診察が必要になりです。 遠いところで手術したためトラブル時通院できない 信頼できるクリニックを選ぶ事が、仮に家から遠くても重要です。むしろ数日休みを取って近くにホテルを取ってでも、そのほうが良いでしょう。しかし、どうしても近くにクリニックがなく、遠いところで手術を受けてすぐ帰宅しないといけない場合は、事前にクリニックに相談しておきましょう。自宅近くの泌尿器科を調べておくなど自分で出来る事はありますが、手術後のトラブルは手術をしたクリニックで見てもらうのがベストです。 5、手術後に診てもらえない事例 手術したクリニックが開いていない 1人の医師が全国各地のクリニックで手術をしているようなクリニックが存在しています。このようなクリニックは、「実際に私が手術をします」という謳い文句で信頼性をアピールしていますが、反対に「手術後何かあったときにすぐ対応ができない」というリスクと隣り合わせです。 前述した手術後のアクシデントに対して、クリニックに医師が不在で「24時間連絡は取れるけど対応は出来ない」事が実際に起こっています。 まともに対応してもらえない 24時間対応のクリニックが増えていますが、緊急で連絡したにも関わらず、「様子を見てください」「手術結果とは関係がない」「薬を飲めば問題ない」など、まともに対応してもらえない事例があります。 中には、連絡すらつかないという事例もあるようです。これはそもそも医師が足りておらず、利益のためだけに各地にクリニックを増やしてしまったなどの要因が考えられます。 6、法外な値段を請求された事例 不安を煽り高額な手術を無理やり受けさせる 「この手術を受けないと危険な状態だ」「この手術だと意味がない」「他のクリニックはあなたを騙している」など、患者を不安にさせて高い手術に誘導するカウンセラーが存在しています。 このようなカウンセラーは、手術の売上でインセンティブを貰っているようなケースも存在し、利益のためだけに必要のない手術を勧めている可能性があります。 →引用:美容医療サービスにみる包茎手術の問題点~国民生活センター~ 適当な説明をされる事例 本来カウンセラーは患者の悩みを解決してくれる存在ですので、どれだけ時間がかかっても丁寧に対応してくれるのが良いカウンセラーです。利益を優先するカウンセラーは、自身の費用対効果を重視するため丁寧な説明よりも適当に説明して高額な手術を勧めるという事をするようです。 同じ手術なのに値段を変える ...